ヘンリー・プールはここにいる 壁の神様
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2009/03/25
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原題も'Henry Poole Is Here'。ルーク・ウィルソンとラダ・ミッチェルの共演作が登場! でも監督が「隣人は静かに笑う」「プロフェシー」のトンデモ系、マーク・ペリントンなので…。「さよならコロンバス」のリチャード・ベンジャミンもちょっとだけ出演してます。
郊外の中古住宅を購入した独身男のヘンリー・プール。だが引っ越し早々、隣に住むおばさんがヘンリーの家の壁にキリストの姿が浮かび上がった! と騒ぎ始めた。次第に噂は広まり、近所の住民の“巡礼”が始まる。人付き合いを避けていたものの、おせっかいなおばさんと付き合ううちに徐々に心を開き始めるヘンリー。そして、かねてから気にかけていたもう一軒の隣家に住む物言わぬ少女が“壁”に触れた時、奇跡が…!?
どこにでもいそうな凡人を演じる事が多いルーク・ウィルソン。何時も通りに、ちょっとオカシな人々に彼が振り回されるパターンのコメディドラマが展開して中々イイ感じ、と序盤は思ったんですが…。
中盤に差し掛かると、早くも心を開き始めてしまう主人公。“えーっ、もう少し引っ張れよ!?”と思ってたら、序盤から物語のキモなのが明白な主人公が厭世的な態度を取る理由までバレちゃった…。そしてこの辺からは、奇跡や癒しみたいな、正直胡散クサいムードが全体を覆うシリアスなテイストになってしまう。
まぁこの展開の評価は好みによって変わるのかなぁ。個人的には音楽の使い方も含めて、こういうテーマを扱うにしてもちょっとクールさが足りない気がしました。終盤は完全に置いてきぼりを食らっちゃった感じ。
と言う事で、やっぱりこの監督の映画らしく好き嫌いがはっきり別れそうな作品だと思います。
そうそう、id:S2D2さんも注目していた幼女はちょっとヤバかった。超ド近眼の女の子*1もユニークだったけど、もう少し上手い使い方があったんじゃないかなぁ。
ルーク・ウィルソンと言えば、アマゾンで先行販売していた「26世紀青年」が3/6から一般販売及びレンタル開始されるのでよろしくお願いします。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2009/03/06
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*1:「ハンティング・ゲーム」にも出ていたらしい。