レッド・サンズ 呪われた兵士たち

原題も'Red Sands'。アフガニスタンの戦場で米兵たちが体験した恐怖を描いたオカルトホラーアクションです。主演は「ER 緊急救命室」のシェーン・ウェストと「HEROES」のレナード・ロバーツ。監督は「えじき」のアレックス・ターナーです。

アフガニスタンに駐留する米軍の小隊が偶然発見した岩肌に刻まれた石像。ある兵士が軽はずみにもこれを銃撃、破壊してしまうのだが、実はこの石像には忌まわしき霊鬼が封印されていたのだった。彼らは荒野に立つ無人の一軒家に留まり、周囲を監視する任務に就いたのだが、最初の夜から兵士たちは奇怪な現象を体験して…。

IMDbによればアフガンでもロケした事になっていて、その真偽はともかく、進行中の遠景等は中々に迫力あり。ざらついた画質(これはサンプル版だからかも)も雰囲気を盛り上げてくれます。

でも、良かったのはそれくらいで、いざホラー体験が始まって一人また一人と狂っていって…という展開になると、全てが説明不足の描写不足。そりゃ大体は察しがつくけど、そこはもっと見せないと面白くならないだろう! とイラつく事の連続でした。

って、あれ? 舞台設定が変わっただけで、お話も、それを受けての感想も、この監督の前作と一緒じゃないか!! と途中で気がつきました…。

という感じで、その前作「えじき」が気に入ったヒトだけ見れば良いと断言出来る駄作でした。役者のファンの方はご愁傷様と言うほかありません。

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