僕らのミライへ逆回転


※予告編
 最初に知った時からワクテカだった数々のスウェーデン製リメイクはホントに素晴らしかった。手作り感の見せ方も上手いし、元ネタの切り取り方も秀逸。
でも、それ以外の部分、特にシナリオが弱過ぎじゃない? こぼれ落ちちゃってるネタは多いし、ラストも確かに感動的だけど、アレはそれまでの物語で…じゃなく、シチュエーションの良さによるモノでしょう。
うーん、やはりミシェル・ゴンドリーの映画は自分には品が良過ぎるんだと思います。この話なら、ビデオ屋を守る為に七転八倒、取り壊される時にはガキんちょたちが泣き喚くくらいの展開が見たかったなぁ。
現役のビデオ屋としては、昔はあんな感じの汚い木製の棚を使ってたなぁとか、店長が勉強に行く今風の店の傾向(店員に知識はいらないとか)等々、色々と感じるところがある作品ではありました。