セックス・アンド・ザ・スクール


1/30レンタルリリース クロックワークス

原題は'Senior Skip Day'。こんな邦題がつけられてますが、女性向け映画とは正反対のダメ高校生の童貞喪失を描いた青春コメディです。まぁこのジャケだから間違えて借りるヒトはいないか。主演は「ドニー・ダーコ」に出ていた(らしい)ゲイリー・ランディ。彼の母親役でリー・トンプソン、姉役でタラ・リードが出演してます。

最上級生が学校をサボってパーティをするのが慣例になっているシニア・スキップ・デイ。ノリノリの母と姉に対して、妄想だけはたくましいものの何かと理由をつけてはパーティへの参加を拒絶する内気な少年アダム。ところがアダムの何気ないひと言でパーティの計画が頑固な校長に知られてしまった! 責任を取ってパーティのプロデュースを押し付けられたアダムは、とりあえず会場を自宅にする事にしたのだが…。

色んな意味で見るのに覚悟がいる作品を二本見たので、最後は軽いので〆ようとと思ったら、予想以上に中身カラッポな凡作でした。

全体的にテンポが悪い、根本的にセンスが無いというのはあるんですが、とにかく本気で面白いモノを作ろうとしてるのかすら疑わしい内容。慣れない事にチャレンジするんだから、そこには様々な障害があって、それを乗り越える事で主人公が成長、憧れの彼女とも…という展開にするのが基本だろうに、最初からナンの苦労もせずにパーティの必需品が次々に揃っていくんだからどうしようもない。そんなだから彼女とイイ雰囲気になる展開にも説得力無し。

笑いに関してもエロ方面に関しても印象に残る様な要素は皆無。唯一特徴的なのが、主人公以下、登場人物がやたらとカメラ目線で観客に話しかける事なんですが、こっちはこっちでしつこ過ぎてウザいだけ。

というワケで丸っきりスルーで結構。ほとんど同じプロットの「スーパーバッド」がいかに傑作だったのかがよく判る作品でした。

SEX AND THE SCHOOL [DVD]

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