エンド・オブ・ワールド
- 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
- 発売日: 2009/02/06
- メディア: DVD
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小さな地震が頻発するナポリの街。もしやあのヴェスヴィオ山が眠りから覚めたのか? とヨーロッパ中の地質学者が現地に集まるが…。
するとここで、毛深そうな火山学者がブロンドの女性学者をナンパ! BGMまでメロドラマ風!? うわぁ、いかにもイタリアっぽいなぁと思ってたら、ポンペイの遺跡を見ながらブロンドのネエちゃんが思いに耽って…。
ここまではホンのさわりで、いきなり舞台は古代のポンペイへ! 実はこの作品、これまで何度も映画化されてきたポンペイ最後の日がメインだったのです。しかしここからも、汗臭そうなムキムキ毛むくじゃらの男前とお色気ムンムンのおネエちゃんのラブストーリーが延々と展開してナンじゃこりゃ?
基本的にはTVシリーズ「ROME」風(メインの女優さんが全員オッパイを披露)。そこに奴隷戦士が闘技場で戦ったり、唐突にキリスト教が絡んで来たりと、古今の歴史大作の美味しい所をちょこちょこつまみ食いする様な、マカロニ史劇の伝統に則ったご都合主義なストーリー。
肝心の噴火の方は忘れた頃にガタガタ揺れ出すコントみたいな扱い。まぁ最終的には当然ポンペイ壊滅のスペクタクルが描かれるんですが、ぶっちゃけ迫力無し。
ジャケは完全にディザスターパニック風だから、別な意味でビックリされるお客様がたくさん出そう。