ザ・ウォンテッド
原題は'Unfailing'(IMDbではヒットせず)。殺し屋たちの最凶トーナメントを描いたフランス製のバイオレンスアクション。もちろんジョリ姐の「ウォンテッド」便乗作品です。
突然、見知らぬ場所に放り込まれた十人の殺人者たち。組織のボス・タカムラが自身のボディガードをスカウトする為に最凶トーナメントが始まった!
自分が業界誌であらすじを読んで一番警戒するNGワード、それが“最強トーナメント”!! だって、こういうヤツって、ほぼ間違い無く派手なガンアクションor格闘アクションはやりたいけど話は思いつかなかったボンクラが作った中身ゼロのダメ映画なんだもの。
案の定本作もご多分に漏れず、でした。「バトル・ロワイヤル」や「キル・ビル」が大好きらしく、十人の中にはアジア系制服女子高生(あまり可愛くない)まで入れてるダメっぷり。
更に本作がダメな点は、集められたのが殺し屋じゃなくて殺人犯って事。放火殺人の基地外を連れて来てどうすんだよ!? しょうがないから射撃を一からトレーニングってナンだそれ?
バトルの方も、どうせ話が作れないんだから十人が殺しあう単純なのにすれば良い物を、課題を出してクリアさせる方式にしたもんだから、中々人数は減らないわ、時間だけはかかるわと、もう最低。
監督がやりたかったアクションにしたって、一見すると派手でカッコイイけど、被弾したらのけぞるくらいの基本すら演出出来てないんだからもうね。
フランス映画らしく女の子たちのレベルが高い事くらいしか見どころのない超凡作でした。ジャケは素晴らしく良いんだけどなぁ。
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