ホット・ロッド めざせ! 不死身のスタントマン

ホット・ロッド/めざせ!不死身のスタントマン [DVD]

原題も'Hot Rod'。現在「サタデー・ナイト・ライブ」に出演中の若手コメディアン、アンディ・サムバーグ主演の青春コメディです。共演はこちらも'SNL'組のヨーマ・タッコンに、最近のコメディ映画には欠かせないビル・ヘイダーとダニー・マクブライド。ヒロイン役には、サシャ・バロン・コーエンのプライベートパートナーでもある、「ルックアウト 見張り」のアイラ・フィッシャー。そして「ネメシス・ゲーム」の強面ベテラン、イアン・マクシェーンに、何とシシー・スペイセクが主人公のお母さん役で登場。ウィル・フェレルが製作に参加していて、監督は'SNL'のヒト、脚本は「サウスパーク」のヒトです。

亡き父の影を追い求めて、今日もスタントマンの“修行”を続ける青年ロッド。だが、いまだに打ち溶け合えないでいた継父フランクが心臓をわずらっていた事を突然知ってしまう。心臓移植の手術費用を稼ぐ為に、伝説のイーヴル・ニーヴルを越えるバス十五台の大ジャンプに挑戦する事を決心したロッドは、いつものボンクラ仲間に加え、片想いを続ける幼なじみのデニースまで仲間に引き入れて、更なる特訓を開始したのだが…。

サムバーグの番組でのスケッチ等を一度も見た事が無いせいか、イマイチ大爆笑出来るツボが掴めない作品でした。

しかしながら、継父にも大好きなあのコにもホントの気持ちを伝えられず、(おそらくは)一度も何かを成し遂げた事の無いボンクラが奮闘し、挫折し、成長する姿を描いた、ストレートな青春映画として見れば、結構イイ感じの作品という印象。まぁ傑作! というには、もうワンパンチ足りない気がしますけど。

ところで今年で三十歳になったばかりのサムバーグなのに、バックに流れるのが80'sクラシックばかりなのは何故なんだろう? 個人的には嬉しかったけど。