愛の伝道師 ラブ・グル

愛の伝道師 ラブ・グル [DVD]

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※予告編
 原題も'The Love Guru'。マイク・マイヤーズジェシカ・アルバジャスティン・ティンバーレイクという面子が揃いながら、今夏全米で大コケしたコメディ映画です。
黒人初のNHLのスーパースターとなったダレンが、妻をライバル選手に寝取られてから大スランプに。スタンレーカップを控え、心配したチームオーナーのジェーンは全米ナンバーツーの自己啓発の伝道師グル・ピトカに、ダレン夫妻の因りを戻らせる様に頼み込む。これはナンバーワンの座をゲットするチャンス! そしてジェーンの魅力にメロメロになったピトカは早速ダレンの下に向うが…。
個人的にマイク・マイヤーズの子供のいたずらレベルのギャグが余り好きじゃないってのもあるんですが、うーん、確かにこれは微妙な出来でした。
何でマイヤーズのギャグが嫌いかって言うと、全体的にネタの良さの割りに弾け切ってない気がするんですよ*1。本作でも絶倫ゴーリー役のジャスティン・ティンバーレイクの方が弾け捲ってて楽しかったなぁ。
ヒロイン(ベイブ)選びは相変わらず良くて、ジェシカ・アルバは当然超キュート。特に二人が出逢う瞬間に始まるマサラムービーもどきのダンスシーンはサイコー! と言うか、全編こんな感じの似非マサラムービー調で押し切ったら数段面白くなったんじゃないでしょうか。中途半端に普通のラブコメディにありそうなストーリーが絡む(しかも展開が上手くない)のがこの映画のガンな気がするので。
マイヤーズもその辺は判ってたんじゃないかなぁ。だってエンディングにもダンスシーンをちゃんと用意してるんだから。

※エンディング(ネタバレが嫌なヒトは見ない様に)

*1:例外は音楽ネタ。シタールバージョンの"More Than Words"とか。