アドベンチャー・オブ・ジ・アース

アドベンチャー・オブ・ジ・アース [DVD]
12/22レンタルリリース SIMカンパニー


Aztec Rex

原題は'Aztec Rex'。「ビバヒル」のアイアン・ジーリング主演で贈る恐竜アドベンチャーです。監督は「スカイ・ハイ」のブライアン・トレンチャード・スミス。

1521年、黄金を狙ってメキシコへやって来たコルテス大尉一行。だが彼らの前に立ちふさがったのは獰猛な肉食恐竜だった! 更にアステカの原住民たちに捕えられ、恐竜への生贄にされそうになって…。

サンプル動画を見て頂ければお判りの通り、やたらと残酷描写と血糊の多い作品でした。その辺も含めて「アポカリプト」を意識して作られたのは明白ですが、見どころと言えるのは正直そのくらいで…。

まず全体がショボ過ぎる。コルテス軍はたったの七人! そして原住民も似たり寄ったり(一応大多数は恐竜を恐れて移住したという設定)。生贄を捧げる祭壇もピラミッド型の小さな張りぼて。当然恐竜のCGもかなり安っぽい。

こうなると見どころは半裸のエキゾチック美女…となりそうなトコですが、こっちのレベルも微妙。これに出てるおネエちゃんよりマシなラテン美女くらい西海岸ならいくらでもいそうなモンなのに。大体メインの女優がネパール出身ってどういう事?

お話の方は、恐竜撃退を目指しながらも人々の心に様々な欲望が渦巻いて…みたいな感じなんですが、何しろ出てくるもののほとんどに魅力が無いし、スタッフの努力の跡も見えないからまるで興味が沸いてこないんですよ。

もっともらしいオチもあるけど、基本的には駄作の域。アイアン・ジーリングも終始ボサボサロン毛のヅラを被ってるから「ビバヒル」の面影無いし。