ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

アジアオタクのロブ・コーエンらしく、純正ハリウッド映画としては考えられないくらい中国本来の雰囲気を醸し出してるのにまずビックリ(時代考証があってるって意味じゃなくてね)。最近のアート志向の強い中国製古装片大作には飽き飽きしてたんで、いっそ彼に大チャンバラアクションを撮って貰えば良いんじゃないかと思うくらい(「レッドクリフ」がそういう映画なのかも知れないけど見てないんで)。

そしてほぼ全編がアクションシーンというのも素晴らしい。ミイラ軍vsミイラ軍の大乱戦、やたら動きのイイ雪男、キングギドラみたいな三つ首龍>>人狼>>赤鬼というジェット・リーの三段変身、そしてアンソニー・ウォンとモンスター大行進映画としても楽しかったです。イザベラ・リョンもカワイイし、ミシェル・ヨーにちゃんとアクションシーンが用意されてるのも嬉しい所(まぁあの二人の対決なのに何でチャンバラなんだという気もしますが)。

残念なのはマリア・ベロレイチェル・ワイズが演ってた役を演らすのは無理があったのと、ブレンダン・フレイザーの息子にしてはルーク・フォードはデカ過ぎるってトコくらいかな。

※ルーク・フォード出演作「男たちの戦場」の感想はこちら