SIX シックス - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

12/26リリースニューセレクト

凄いジャケが来たーッ!! と、ともだちが六人もいるッ!?

原題は'The Morgue'。その名の通り、死体安置所を舞台にしたサスペンスホラーです。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「マンティコアvsUSA」のヘザー・ドナヒューが出演。監督は「マザーヒート」のハルダー・ゴメス。

数年前に職員が自分の喉を掻っ切って自殺した死体安置所。夜勤で働く清掃係のマーゴや夜警のジョージは奇妙な感覚に襲われ、悩んでいた。そんなある夜、ガス欠で立ち往生した三人の親子が助けを求めてやって来る。続いて重傷の仲間を担ぎ込む若者も。だが突然電源が落ち、一人また一人と消えていく。そして突然現れた深くフードを被った男に襲われるマーゴたち。男の正体は死んだ職員の霊なのか?!

冒頭から不可解な出来事、奇妙なシーンが続出。それらの伏線がラストで一気に解決するという展開、なんですが…。

まずその不可解な出来事や襲ってくる男といったネタの張り方、見せ方が下手過ぎ! 途中から、これ出来事が不可解なんじゃなくて、演出が不味くてワケが判んなくなってるだけじゃないのかと思ってしまうくらい。

そしてそれが解決するラストも実際大した事なくて…。一応はどんでん返し系なんですが、映画を見慣れてるヒトなら予見出来る程度のオチ。まぁそれはともかく、伏線の回収を延々と見せるのにうんざりしてしまいました。もう皆まで言うな! そもそもそのオチ、余り面白くないし。それにその解決篇の演出すらヘタクソだし! と言いたくなる感じ。

で、ジャケにある様なマスクは、当然(?)ですが一切登場しません。と言うか、この映画を見てどうして「20世紀少年」に結び付けようと考えついたのか、凡人には全く理解不能。先に書いた様にどんでん返し系なので「ハプニング」に絡めるんだったらまだ判るんですが。アルバトロス系列の恐ろしさの真髄を垣間見た気がします。