スマイルコレクター
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La chambre des morts
フランス映画をもう一本。原題は'La Chambre des morts'。フランク・ティリエの『死者の部屋』を映画化したサイコミステリーです。主演は、タランティーノの新作'Inglourious Baasterds'のヒロインに抜擢された、「デイズ・オブ・グローリー」のメラニー・ロラン。
フランス北部ダンケルク。クビになった腹いせに工場に落書きし、車を飛ばしていた二人の失業者が誤って男をひき殺してしまう。そして男が持っていたカバンには何と二百万ユーロもの大金が。欲に目が眩んだ二人は金を奪い、死体を池に投げ捨てるのだった。翌朝、事故現場の近くの倉庫で盲目の少女の絞殺死体が発見される。ひき殺された男は少女の父親で、金は誘拐犯に払う身代金だったのだ! 捜査に加わった新米婦警のルーシーは、少女が死後笑顔の状態にされた事、そして着ている服が1980年代に流行った人形そっくりな事を指摘する。そんな中、第二の誘拐事件が発生した!!
ヒロインのルーシーは、愛読書が『羊たちの沈黙』(ここ重要!!)で独学で犯罪心理学を学び、未婚の母、それも双子の娘を抱えているという、狙い過ぎにも程がある設定。クラリス・スターリングよろしく、幼少期に異常な経験もしてる!
そんな彼女を中心にした捜査と、誘拐犯の異常な行動とそれが生まれた背景、更にはひき逃げ犯たちの葛藤まで多層的に描いていて、中々に楽しませてくれる作品でした。
監督のアルフレッド・ロットはこれが処女作の様ですが、助監督出身らしい手堅さでこの複雑な構造の作品を最後まで見せ切る健闘ぶり。
但し、もっと実力のある監督ならクライマックスの舞台となる“死者の部屋”をより魅力的に表現しただろうし、その分余計に盛り上がったんじゃないかという気もしますが、ミステリー映画好きなら見て損の無い出来なのは確か。途中出てくるオヤジたちもイイ味出してるし。
そして肝心のメラニー・ロランですが、如何にもタランティーノが好きそうな知的なカワイコちゃん。本作では、一人身の寂しさを紛らわそうとシャワールームでオナニーに耽るシーン(当然ヌード)まで披露してくれます。オッパイの隅にあるホクロがセクシー!
- 作者: フランクティリエ,Franck Thilliez,平岡敦
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