東京NEO魔悲夜
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かつて竹内力主演でVシネマ化もされた村上和彦原作のクライムシリーズが、何と村上淳主演で復活! しかもキャストが異様に充実(詳しくは後述)。特に注目は先日亡くなった峰岸徹! そして大和武士も堂々と登場(w。
海辺の町にある孤児院で妹や仲間たちと共に育った少年・銀矢。ある日彼は、父の様に慕っていた海の男・鶴岡の為に、最近町でのさばるヤクザたちを銛で刺し殺し、その罪で少年院に放り込まれてしまう。月日は流れ、出所した銀矢を新宿歌舞伎町で迎える幼なじみの紫門。だが自分が忌み嫌うヤクザに紫門がなっていたのを知って銀矢は激高するが、紫門を預かる山平組長に鶴岡の影を見て…。
ムラジュン人脈か、ムラカズ人脈か。ホントにキャストが充実してます。前述の三人以外の面々を挙げると、三浦誠己、水橋研二、波岡一喜、汐見ゆかり、虎牙光揮、岸本祐二、吉野紗香、街田しおん、シャドウ・リュウ(元テンテンちゃん)、松岡俊介。そして萩原流行、伊吹剛、小野進也、浜田光夫*1という豪華メンバー。
そしてこれだけの面子が揃ってるお陰で、作品全体から“映画”の匂いが漂ってる。特に良かったのが実質的に主役の三浦誠己の熱演ぶり。彼のファンは必見でしょう。
ところがですねぇ。役者たちの頑張りに比べて演出と脚本が凡庸過ぎるんだよなぁ。主人公たちの少年期をVシネマにしては丁寧に描いてる前半はともかく、歌舞伎町を舞台に変えての後半戦は、ヤクザ物語としても男たちの友情モノとしてもツッコミが足りなくてモヤモヤした気分になってしまう。中でも、前半部分から主人公たちを繋ぐキーパーソンなのが明白な妹の存在が、後半になった途端にほとんど消えてしまうのはさっぱり理解出来ませんでした*2。
そしてVシネマとしては異例の二時間弱の尺を使っていながら、更に続く…って展開もどうかと思います。まぁ続編で面白くなるんなら良いんですけど。
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