ストリート・レーサーミッドナイト・バトル - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: トランスフォーマー
発売日: 2008/12/05
メディア: DVD
クリック: 4回
この商品を含むブログ (1件) を見る

※予告編
　まぁたトランスフォーマーが適当に見繕ってきたショボいカーアクションだと思って後回しにしてたんですが、よく見たらThe Asylum社が「スピード・レーサー」に便乗して作った'Street Racer'でした。あぶないあぶない、危うくスルーする所でした。
五年前、ストリートレースに熱中する余りに人身事故を起こし、鑑別所送りになったジョニーが街に帰ってくる。だが保護監察官は更生に手を貸すどころか、金を巻き上げる為にジョニーにストリートレースへの復帰を強要してくるのだった。その一方で、事故で下半身不随になった少年のリハビリを正体を告げずに手伝うジョニーだったが…。
うーむ…。最初に「スピード・レーサー」の便乗作品と書きましたが、これが一切似せる気無し。ホントに当初懸念していた通りのショボいカーアクションに過ぎない作品でした。
と言うか、この手のB級カーアクションものって、普通はその先駆者である「ワイルド・スピード」風にしようとして、レースの裏には黒社会が…みたいな犯罪アクション的な要素も盛り込んで話を広げようとするモンですが、本作は基本的にカーレースネタ一本勝負! 非常にストイックな作り!!
更に、この手の映画の常道パターンとしては、ビカビカのスポコン車が激走する様子を、激しいカット割りと今時の音楽の轟音BGMをバックにカッコ良く見せていくというのがあるワケですが、そういう見た目重視のチャラい演出などほとんど無し! お陰で目にも耳にも優しいから、お年寄りでも安心!
要するに何の見どころも無い、本当の意味での凡作でした。登場する車も“日本車なら何でもイイんでしょ?”と言わんばかりのオンボロカーばっかだし。結構な数のB級カーアクションものを見て来ましたが、ここまで魅力に乏しい作品は初めて見たかも知れません。またしてもThe Asylumの恐ろしさをまざまざと思い知らされました。