ラストヒットマン
今更「ヒットマン」の便乗作品かよと思ったら、原題も'The Last Hit Man'でした。ジョー・マンテーニャ主演のクライムドラマです。
一人娘のラクウェルを助手に殺し屋稼業を続けてきたハリーだったが、ある日狙撃に失敗してしまう。彼は悪性の脳腫瘍に冒されていたのだった。彼らを許さぬ依頼主から放たれた刺客ビリーに狙われるハリーだったが、撃退した上に懐柔。娘には病気の事は継げず、ビリーを新たな助手にすると言い出して…。
要するに、自分の目の黒いうちに娘をカタギに戻そうとする親心…といった感じの、アクション性よりドラマ部分に重きを置いた作品でした。しかしながら甘っちょろいお涙頂戴的な流れに向うワケではなくて、最後までハードボイルドなストーリーが展開する中々渋い小品でした。
このところは“少しは作品選びをしろよ!”と言いたくなる感じだったマンテーニャは久々に相応しい役を得て好演。
一方、娘役のエリザベス・ウィットメアは、こういうハードボイルド的な作品には合ってるとも言えるけど、もう一つハナが無いのは否めないかな。少女時代を演じたコの方が随分可愛いじゃない! と思ったら、「アメリカン・ガール モリーの友情」のマヤ・リッターでした。
※本作以上に便乗作品にしておくのが勿体無い秀作「ザ・ヒットマン」の感想はこちら
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