アナコンダ・アイランド

アナコンダ・アイランド [DVD]
11/26リリース ネクシード

原題は'Vipers'。おなじみRHIエンタテインメント製作(ホントはカナダの下請けが制作)のアニマルパニックです。まぁ出てくるのは毒ヘビで、またアナコンダは登場しないんですけどね。主演はタラ・リードと「タンネンベルク1939 独ソ侵略戦争」のジョナサン・スカーフ。監督は「人間消失 トリビュレーション・フォース」のビル・コーコラン。

その毒から抗癌作用が発見された事から、北太平洋のとある島にある巨大企業の秘密研究所で遺伝子操作され、より獰猛に変貌した毒ヘビが檻から逃げ出した! 猛烈なスピードで増え続ける毒ヘビが流れ着いたのは近隣のリゾート地、エデン島! 住民たちはワケも判らないまま、毒ヘビの群れの餌食となって…。

ヘビもので“エデン島”とくれば、舞台は南洋の楽園と思うのが普通でしょ? ところが実際は寒々とした何にも無い島。そして全体のトーンも、カナダ製作のTVムービーのパターン通りの地味で重い感じ。RHIにしては珍しく血みどろシーンやセックスシーンもあるんですが、何故か盛り上がらず。一応後半戦ではそれなりにスリリングな展開を見せますが、スケールはやたら小さい小さい。

それと気になったのは、島の人間関係が妙にイビツな点。大人たちの下半身事情はドロドロ(当然汚れた大人たちは…というお約束の流れ)だし、ヒロインのハズのタラ・リードも盆栽屋の傍らで何故かマリファナ栽培して若者に売るロクデナシだし*1

そんな感じで、悪い意味でRHI作品らしい凡作でした。

アナコンダ・アイランド [DVD]

アナコンダ・アイランド [DVD]

*1:これはBonsaiとBongを引っ掛けたダジャレなのか?!