修羅の荒野

修羅の荒野 [DVD]
11/12リリース ネクシード

侠の復讐」に続く、“侠 OTOKO”レーベル第二弾。主演は水元秀二郎(って知ってる?)。ヒロイン役には麻生円が。

関西・竜造寺一家の攻勢を受け、次々に組員を失っていく東京・多摩に本拠を構える桜庭組。その構成員の一人、悠斗は二年ぶりに幼なじみの涼介、葵と再会するが…。

うーむ。ヤクザVシネマを長い事見続けてますが、ここまでヒドいのは初めて見たかも知れない…。

まず、面白い面白くないの前に、作りが安過ぎる! ドーランすら塗ってないんじゃないの、これ。その安さが一番現れてるのが無名揃いのキャスティング。「侠の復讐」で予算を使い果たしたんじゃないの? って勘ぐってしまう。ホント、誰が誰だか判らなくて、見分けがつくのが主役と組長役の松田優くらい。ベテラン勢も、さすがに高崎隆二のコワい顔はインパクトあるから判るけど、片岡五郎なんか往年の雰囲気が消えちゃってて、見てる間は誰だか判らなかったなぁ。

女優さんも結構出てくるんですが、麻生円は出番が少ないし、他のヒトは単にケバいだけでハナが無いから男優陣同様に誰が誰やら状態に。

せめて話の中でキャラが立ってるんならまだしも、どんな役か判別がつく前に皆死んじゃうんだもんなぁ。それも“誰それ死亡”“誰それ離脱”みたいなクレジットだけが出てヘンに情報量だけが増えてくので、一体どんな話なのかサッパリって感じに。

どうせ安い作りなら、主人公の話だけに絞って作れば良い物を、逆に主人公はアジトに籠もって全然目立たないんだから意味不明。まぁ主人公が本格的に目立つのは12月にリリースされる続編で、ってトコみたいですが、こんなツマんないヤツの続きに期待するヒトなんていないんじゃないの?

ちなみに演出も相当にヒドい。もうサイテー映画に近いくらいだと思います。これに比べれば、何時も文句をたれてるGPミュージアムソフトの作品が全て名作に見えてしまう!

そうそう、「侠の復讐」に続いての翔に加えて、嵐ヨシユキまで特別出演してるから、横浜銀蝿ファンは見る価値アリ…、かなぁ?

修羅の荒野 [DVD]

修羅の荒野 [DVD]

修羅の荒野 ~宿命編~ [DVD]

修羅の荒野 ~宿命編~ [DVD]

※サンプルが来てるけど、さすがに見る気がしない