デイ・オブ・ザ・デッド2
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Day of the Dead 2: Contagium Trailer (2005) Laurie Baranyay
原題も'Day of the DEAD 2 Contagium'。絶賛公開中らしい*1「デイ・オブ・ザ・デッド」の続編が早くも登場!? なワケは無くて、ド傑作「死霊のえじき」の続編をロメロ御大に何の断わりも無く作ったゾンビホラーです。まぁ、2005年の作品なので知ってるヒトは知ってると思いますが。
1968年、ペンシルベニア。とある軍病院でゾンビが大量発生! 軍が出動し、人間もゾンビも見境無く皆殺し! 施設も爆破し、事態は収拾したかに思えたのだが、ゾンビウイルスが詰まったカプセルを職員の一人が施設外へ持ち出していた…。
ここまでがアバンタイトル。確かに大した出来では無いけれど、“目が腐る”って程には酷くないじゃんと思ってたら…。
ここで"FIVE DAYS AGO(五日前)"のクレジットが出て本編へ突入。あぁここから事件の発端が描かれるんだなぁと思ったら、んッ? どう見ても時は流れて舞台は現代。カプセルも拾われちゃって…、これ一体どうなってんの?
そして舞台は事件現場の跡地に建てられた病院へ。ここでカプセルを拾った患者がうっかり開けてしまってゾンビウイルスが院内感染! さぁここからゾンビが大暴れだ! と思ったら…。
ウイルスは院内に広がってる筈なのに、患者たちに感染してんだかナンなんだかはっきりしないまま話が進んでいきます。良く言えばゾンビ化していく様子をじっくりと描く、正直に言うと事態の進み具合がチンタラチンタラしていて緊張感のカケラも無し。
更に緊張感を無くす原因になってるのが役者の大根ぶり。ここもハッキリ示さずダメな点になってるんだけど、舞台の病院は明らかに精神病棟。でも役者が下手過ぎて、誰が患者で誰が医者なのかさっぱり判らない。
判らないと言えば、“四日前”“三日前”“昨日”とクレジットのカウントダウンは進むものの、結局当日に何が起こったかと言えば…*2。ホント、何故こんな構成にしたのか意味不明! 責任者出て来い!!
とまぁ、演出も脚本も演技も酷い代物でしたが、グロ表現なんかはそれなりにちゃんとしてるんで、サイテー映画という程ではないと思うんですよ(もっと酷いのはたくさんあるからねぇ)。「デイ・オブ・ザ・デッド」なんて大看板を背負ってなかったら単なる駄作止まりだったのに。まぁ自分らで勝手に背負ったんだから同情の余地は無いですけどね。
さて、11月にはゾンビホラーがもう一本リリースされます。その名も「ギリシャ・ゾンビ」(原題'To Kako'、もちろんギリシャ製)!! コメディ要素が強い作品みたいですが、どんな出来なんでしょうか。
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To Kako | Official Trailer (2005)
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