ニンジャVSカンフー - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

10/3レンタルリリースゼイリブ
　原題は'Fists of Righteous Harmony'。超能力を身につけた正義のニンジャ軍団と世界制覇を企む悪の組織との熾烈な戦いを描いたSF(?)アクションです。監督も役者も聞いた事の無いヒトばかりですが、ん? 何故か監督欄に三人も名前が?! しかも全員出演までしてる!? どういう事??
修行の末に超能力を身につけた精鋭たちが揃えられたニンジャ軍団“フィスト”。世界制覇を企み、様々な犯罪を犯す悪の組織“ダーク・モンク”。彼らの戦いは二百年以上にも渡って続いていた…。
えーっとですね。まず最初にぶっちゃけますが、これ相当にヒドいサイテー映画です。ニンジャやクンフーがどうとか言う前に、脚本は誰が何をやってるのかすら判んないし、演出もアップ多用、スローモーション多用、エフェクト多用、手ブレは多数という、学生映画以下のレベル。当然アクションの方もユルユル以下。
そして、ブラック・マスクと呼ばれてる敵側の雑魚キャラが、どこのコンビニ強盗かと思わせる黒いニットマスクを着けてるだけというのは許すとしても、正義のニンジャまで適当な布を頭と口に二枚巻いただけというのはナンだかなぁ。着ているのもチャイナタウンのお土産レベルの安っぽいチャイナ服だし。
要するに、往年のニンジャ映画+「マトリックス」が大好きなボンクラたちが集まって作った自主制作映画みたいです。まぁそういうのが好きなのは良いんだけど、その割りにコイツら、アジア全般の文化が全部ごちゃまぜ。何しろクンフーの修行をするのに、少林寺じゃなくてタイのお坊さんの所に行ってるんだもん!
そんな感じでかなりヒドい出来だったんですが、唯一リアリティがあったのが、屋上でクンフーの修行をしていると階下に住むオバサンに‘いつもウルサいんだよ!’と怒られるシーンと、超能力で宝くじの番号を当ててはみたものの‘正義の味方だから買えねぇしなぁ、でも金無ぇなぁ’と嘆くシーン。うーん、これぞボンクラの日常という名場面でした。
で、実はここからが今日の本題! こんなボンクラたちを世界中に量産した張本人といえるデューク真田とJJサニー千葉のアクション映画5作品が11月にDVD化されるゾ!!