フランケンシュタインX 新種誕生
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: DVD
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※サンプル動画(ほとんど参考になりませんが一応)
原題はストレートに'Frankenstein'。ご存知メアリー・シェリーの名作を現代を舞台に翻案して作られた英国製のSFスリラーです。主演は「クィーン」のヘレン・マックロリー、「バイオハザード」のジェームズ・ピュアフォイ。
幹細胞を使った人工心臓開発に成功したヴィクトリア・フランケンシュタイン博士とそのチーム。ヴィクトリアはこれを受けて、仲間たちには黙って多臓器不全で瀕死状態の息子ウィリアムの為に、彼のDNAを使った他の人工臓器製作を始めてしまう。しかしすんでの所で発覚、計画は中止され、ウィリアムも亡くなってしまったのだが、この研究を知ったスポンサーは計画の続行を指示。そんな時、研究所に落ちた落雷が原因で研究タンクに電流が流れ、タンクの中の臓器が結合して恐るべきモンスターが誕生してしまった!
未公開映画ファン、B級映画好きならタイトルを見た途端に警戒してしまうパチモン映画の定番邦題、いわゆる"X"モノな訳ですが、流石は英国製だけあって他の"X"モノとは一線を画す中々にしっかりした作りの作品でした。
生まれたモンスターはB級映画っぽく街で大暴れ! とはならないで、望まれずに生まれたものの悲哀、モンスターに亡き息子の面影を見た女科学者の母性をメインに据えたドラマ色の強いストーリー。力の加減が判らずに近寄ってきた幼女を…みたいに旧来の作品へのオマージュもあったり。
逆に言えば、緊張感は持続するもののパッと目を引く派手な部分が無い分、もう一つ面白味には欠ける内容とも言えます。この辺で好き嫌いがはっきり分かれそうな予感。
※これまで紹介した"X"モノのまとめ("XXX"モノ、"EX"モノは除きました)
「プレデターX」(呪術系モンスターアクション)
「宇宙生物X」(サイテー系エイリアン映画)
「ヴァンパイアX」(黒人系格闘吸血鬼映画)
「バイオハザードX」(後半だけ見て下さい!)
「ステルスX」(ロシア製航空アクション)