私たちの生涯最高の瞬間 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

8/8リリースファインフィルムズ

※予告編
　原題は…判りません(英題'Forever the Morment')。北京への切符を逃した途端、急速に萎んでしまった日本のハンドボールバブル。しかしあの日韓戦に便乗して(?)、今年韓国で大ヒットを飛ばしたのが本作。四年前のアテネオリンピックで銀メダルを獲得した女子ハンドボールチームを映画化したスポーツドラマです。主演はキム・ジョンウン、ムン・ソリ、オム・テウン。リリース日は北京オリンピックの開幕日で、メーカーは日本チームの出場を当て込んでいたんでしょうが、ご愁傷様でした。
オリンピックを直前に控え、監督のなり手に困る程に低迷する韓国女子ハンドボールチーム。慌てた協会は、かつてバルセロナで金メダルを獲得したベテラン選手たちを招集する。早速若手選手とぶつかる彼女たちだったが、それぞれに悩みを抱えていて…。
とにかくスポーツ映画としてはどうかと思うくらいに選手たちのドラマに時間を割いていて、どちらかと言えば女性映画としての色が強い作品でした。それでも感動の実話を綺麗綺麗に描くんではなく、冒頭からマイナースポーツの悲哀をきっちり見せたりしてるのは中々。
それでも、借金の為に復帰したママさん選手(ムン・ソリ)等、実話とは俄かに信じ難いエピソードも。特にヒロインが監督とかつて恋仲で…という件は、演じてるキム・ジョンウンみたいなチャーミングなヒトならともかく、ホントはこんなヒトですからね*1。同じ理由で、スポーツ映画の定番とは言え、最後に本物のヒトたちが出てくるのは止めた方が良かったのでは。
全体的に見れば、ちゃんとハンドボールの特訓を受けたのがすぐに判る女優さんたちの動き、オリンピックの雰囲気もしっかり再現された中々の良作だと思います。
それと、すぐにファビョってあちこちで喧嘩したり、決勝で負けたのは審判の誤審、欧州贔屓のせいという主張を堂々と織り込む韓国らしさは色んな意味で素晴らしかったです(w。