インモラル凍える死体 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: ジェネオンエンタテインメント
発売日: 2008/07/25
メディア: DVD
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坂辺周一の同名コミックを監督OZAWAが映画化した刑事サスペンスです。主役はストーカー犯罪撲滅の為に結成された女刑事だけの特捜班で、それに扮するのは吉野紗香、佐藤寛子、赤井沙希、紺野千春という面々。

管内で激増するストーカー犯罪に対処する為に“女性による女性の為の”という触れ込みで外苑署に結成された女刑事だけの特別捜査班。勿論上層部の目論見は対面を保つ為であったのだが、彼女たちが最初に取り組んだ事件が連続猟奇殺人事件に発展してしまう。しかし結成された捜査本部からは外されてしまった捜査班は、女性なりの視点で独自の捜査を開始。その中で、被害者の女性たちが過去に薬物を使ったレイプ事件の被害者だった事が判明する。似た事例のレイプ被害者たちを地道に再捜査する捜査班だったが…。

これは予想した以上に面白く見られました。過去の監督作を見た方なら判ると思いますが、小沢仁志の演出は非常に手堅く、無駄が無い。「(暴)組織犯罪対策部捜査四課」シリーズもそうだったけど、これが刑事ドラマというモノには適していたんじゃないでしょうか。一見華やかだけど、実際には男社会の中で虐げられてる女刑事たちの悲哀とか、きちんと見せてくれるし。

キャストの方も、行動派で先輩刑事からも可愛がられる存在というヒロインを吉野紗香が好演。捜査班の中でのボケ役の赤井沙希とのデコボココンビぶりも楽しい。逆に本庁から出向してきたデカ長役の紺野千春はもうちょっと美人さんだった記憶があるんだけど。まぁ役柄には合ってるんですけどね。彼女の部下役の佐藤寛子は…。もう少し太った方が魅力的なんじゃないかな。

男優の方は、小沢仁志以下、何時ものVシネマの常連メンバー。エロ要員で西野翔や乙音奈々も出演してます。

ミステリーとしては正直弱いと思いますが、ホントに結構面白かったから続編も期待したいなぁ。