フライト・デスティネーション
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2008/08/02
- メディア: DVD
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米国政府が極秘裏に進めていた“アルファ計画”の責任者であるウィンター博士が開発中のマシンを持ち出して逃亡! 休暇で家族旅行の出発間近だった担当捜査官のケイレブも呼び出され、博士の自宅へ捜査に向う。だがそこで発見された資料から、博士がケイレブの妻と娘がそのまま乗った飛行機に搭乗していた事が発覚する。通報の結果、飛行機は空港へ戻る事になったのだが、国外への情報漏洩を恐れた大統領は何と一般の乗客を乗せたまま、撃墜命令を下す! ケイレブの必死の説得も虚しく、飛行機は跡形も無く消えうせてしまう。残骸が落ちた現場に向ったケイレブだったが、何と残骸が降下したのは昨日だった!? そう、博士が開発していたのはワームホールを人工的に出現させ、時空間の瞬間移動を可能にするテレポート装置だった! そして撃墜の寸前、博士はマシンを起動させ、飛行機は今もワームホールの中を彷徨っていたのだ!! 一方、“墜落”現場の上空にはワームホールの入り口が巨大な竜巻の様な姿で出現、地上の物を次々に飲み込み始めていた…。
異次元を彷徨う飛行機ってアイディアはどう考えてもスティーヴン・キングの「ランゴリアーズ」のパクリ*1だし、落雷を触手の様に伸ばして人間を捉える等、ムチャクチャなワームホール描写を筆頭に脚本や演出はデタラメ過ぎるし、ちょっと会話が長くなると途端に監督の無能さが馬脚を現したりもするんだけど、妙に勢いだけはあって予想していたよりかはずっと見られる出来でした。オチも訳が判んなかったりしますけどね。
これは役者の力による所が大なのかな。主役の二人以外にも海外TVドラマで見かけた(気がする)顔が多かったし。ただ、娘役の女の子はもうちょっと可愛い子をキャスティングして欲しかった。まぁプリーストリーもこんな大きい子のパパ役をやる様になったんだなぁと感慨深くもあったけど。
ランゴリアーズ (文春文庫―Four past midnight)
- 作者: スティーヴン・キング,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/07
- メディア: 文庫
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*1:「トワイライト・ゾーン」に元ネタがありそうな気もしますが…。