ディープ・インパクト2008


7/25レンタルリリース アートポート

原題は'Hell's Rain'。「XYZマーダーズ」「炎のテキサス・レンジャー」のシェリー・J・ウィルソン主演のディザスターパニックです。監督は「ヘッドハンター」の、と言うよりも、巨匠ドン・シーゲルの息子というのが驚きのクリストファー・タボリ。

コロラド州の田舎町に暮らすバクスター家は幼い息子を亡くし、悲嘆に暮れていた。母親のアンは悲しい記憶から逃げる為か、町長職を捨てて家族と共にシカゴへ引っ越す事を決意していた。そんな中、突如宇宙から無数の隕石群が町に降り注いで…。

序盤は見るモノを間違えたんじゃないかと思うくらいに辛気臭いドラマが展開。まぁこれは前フリで、いざ隕石が降り始めたらムード一変かと思ったら、結局そのまんまの流れでちょっとしんどかったです。

何しろこの女町長、町が大混乱になってるのにも関らず、やたらと職場放棄! それも大半が行方不明の娘を探すのが目的ってんだから…。

元の「ディープ・インパクト」も“地球最後の日、あなたなら誰と過ごしますか’的なドラマ要素の強い作品だったから、本作にこういう邦題を付けたのはある意味納得。まぁちっちゃな田舎町限定の話なので、主人公たちが隕石落下をどうこう出来る訳が無いし、宇宙規模の大災害を一般市民の目線から描くというのは「クローバーフィールド」にも通じて低予算の作品としては悪くないアイディアだとは思います。でも、それにしたってもう少しはパニックムービーらしい緊迫感が欲しかったなぁ。

科学的な描写は酷いし、ラストも宗教臭くてヤな感じ。この辺も含めて、IMDbの評価が男性に比べて女性の方が高めなのも納得出来る作品でした。

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