脅迫者
7/4リリース SIMカンパニー
原題は'Lies and Crimes'。すっかりこの手の作品の常連になってきたエステラ・ウォーレン主演によるクライムサスペンスです。
深夜、自宅に押し入った侵入者に警察官である夫エディを殺されたサリー。ショックと悲しみの余り職を辞め、エディが遺した郊外の一軒家に引っ越してしまう。ところが引っ越して早々、町を牛耳るドラッグディーラーから‘旦那が隠したヤクを出せ’と脅されるサリー。何とエディはこの町で薬物取引きのおとり捜査をしていたのだった。そして証拠として応酬していた大量の薬物が警察から消えていて…。
もう色んな意味でダメダメな典型的な凡作でした。安い作りだとか、またしてもエステラ・ウォーレンにエロいシーンをやらせてないとか、ダメな部分は多々あるんですが、何と言っても最悪なのは脚本の出来!
そもそも、いくら旦那が遺した家があるとはいえ、何故知り合いが一人もいない場所にヒロインが引っ越すのかが意味不明。それに“孤立無援”のヒロインを助けるポジションの人物が多過ぎて、それぞれの印象が薄くなってしまってる。特にヒロインと親しくなる少女*1の兄(ジャンキー)からワンちゃんを助けるという件があるから、当然最後は恩に報いて大ピンチのヒロインを助けるんだろうと思いきや、チラリとも出て来やしない。とにかく脚本が全然整理されてないからイライラしてしまいました。
- 出版社/メーカー: ファインフィルムズ
- 発売日: 2008/07/04
- メディア: DVD
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※同じく「告発者」の感想はこちら
*1:「リ・ジェネシス3」#2でレイチェルの息子に絡んできた少女役だったタマラ・ホープ。