マーゴット・ウェディング

マーゴット・ウェディング [DVD]

※予告編
　原題は'Margot at the Wedding'。主演がニコール・キッドマン、ジャック・ブラック、ジェニファー・ジェイソン・リーで、監督が「イカとクジラ」のノア・バームバックなのに劇場未公開になった作品です。
マンハッタンに住む作家のマーゴットが、長い間疎遠だった妹ポーリンが再婚するとの報せを受けて、息子のクロードを連れて帰郷する。しかし着いて早々、結婚相手のマルコムが無職なのを知り、姉妹はいがみ合い始めて…。
表面上は仲良くしていても、直ぐに口汚く罵り合う大人たち。そんな彼らの姿を見て思春期の子供たちの情緒も不安定に…という、夫婦が姉妹に変わっただけで、ほとんど前作「イカとクジラ」と同じ構造の映画でした。もう一人の息子を離婚を考えている旦那(ジョン・タトゥーロ)に預けているという設定だから、続編として見ても良いのかも知れません。
で、主演がハリウッドのトップスターになった分、間口が広がったと言えます。しかし息子からの視点からの話だったお陰で最後までそれなりに楽しめた「イカとクジラ」と比べて、今回は姉妹の話なのか母子の話なのかがもう一つはっきりせず、個人的にはちょっと微妙な印象が残りました。話全体もずっとギスギスしたムードで、ホッとさせてくれる所が無いのも辛かったなぁ。
まぁ完璧美人のキッドマン様がオナったり木登りしたり、終始ノーブラだったりするのが、俗っぽい意味での見せ場かな(w。ジェニファー・ジェイソン・リーもオッパイ見せますが、その娘役のフローラ・クロスちゃん(「綴り字のシーズン」)が順調に可愛くなってるのが確認出来た事の方が嬉しかったかも。