ガーゴイル・トゥルーパーズ

7/4リリース ネクシード

原題は'Reign of the Gargoyles'。伝説の魔獣ガーゴイルが第二次世界大戦下のドイツ上空に出現するという戦争モンスターアクションです。

ドイツの古びた要塞で発見されたガーゴイルの石像群。ヒムラーの命令を受けたナチスドイツ軍は戦局を打開する為に、何とこの魔獣たちを甦らせてしまった! 空に解き放たれたガーゴイルは、連合軍の爆撃機を次々に撃墜していく。辛うじて生き残った兵士たちは、地元の村娘から魔獣誕生の伝説を聞き、彼らを葬り去る唯一の武器“運命の槍”を取りに向ったのだが…。

また出た、ナチス末期の超科学兵器モノ! で、これも予告を見た段階では結構面白そうだったんですが…。

期待するのは当然連合軍vsガーゴイルのガチバトルですが、所詮はTVムービーなのでメインは撃墜された兵士たちのサバイバル劇に。まぁそれはしょうがないと思うし、それが面白ければ問題は無いんだけど、これが実に凡庸な出来で…。

主役となる爆撃機乗りたちは典型的ヤンキー、つまりはバカ者たち! 調子は良いものの、上官に不平不満をぶつけるばかりのロクでもないヤツら! 後半はそれなりに頑張るものの、前半のイメージが悪過ぎる。そんなヤツらの話がダラダラ続くから、見てるこっちはイライラするだけ!

最初のアイディアは良いのに、ヘンなドラマ部分を付け足したお陰でダメになってるパターンって多いよなぁと思ったら、脚本家が「ジャッジメント・デイ 地球崩壊」や「ナイトメア・ミュージアム」と同じヤツだと判って納得しました。

他の部分が割りとちゃんとしてるだけに、このドラマ部分の足の引っ張り具合がホントに惜しい作品だと思います。

ガーゴイル・トゥルーパーズ [DVD]