ワイルド・トラック

ワイルド・トラック [DVD]

ワイルド・トラック [DVD]

原題は'Dekker der Trucker'。ドイツのトラック野郎がドイツ-アフリカ3000kmを爆走するアクション篇です。監督は「ザ・クラウン 炎のリベンジャー」のセバスティアン・フィック。

ハンブルク港でカサブランカ行きのコンテナを受け取ったトラック運転手デッカー。ところがいきなり連邦刑事局に包囲されてしまう。勢いでそれを突破してしまったデッカーがコンテナの中身を確認すると、そこにはアフリカ某国の紙幣印刷機が! 犯罪の気配を感じ、依頼主に返却しようとしたデッカーだったが、愛用のトラックを奪われ、途中知り合った自殺志願のヘンな男アディ共々殺されかけてしまい…。

監督、主演俳優とも、「アラーム・フォー・コブラ11」(a.k.a.アウトバーン・コップ」)絡みの人という事で、カーアクション関係はかなり迫力満点でした。

しかし、それ以外のドラマ部分の出来はかなり酷い。そもそも初っ端から何故主人公は警察の包囲網を突破しなくちゃいけないのか? 奪われたトラックを追っかけるのは判るけど、ハメられたのが判った時点でまず出頭しろよ! そこで自分に罪が…or子供が人質に…みたいな展開になってから逃げる様にすればスムーズなのに、何故か本作の脚本家はそういう流れにしてくれない。かなり頭の悪い警察の追跡手段を見るに、多分脚本を書いたヤツがアホなんだと思います。

と言う訳で、アクションパートとドラマパートの差が激し過ぎるヘンな作品でした。アクション以外で見るべきポイントは女刑事役のナデシュカ・ブレニッケがちょっと綺麗な事くらい。かなりオバさん入ってるけどね。

タトゥー [DVD]

タトゥー [DVD]

※ナデシュカ・ブレニッケ出演のサスペンス映画