リアル・ファイト最強の鉄拳伝説 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題は'Confessions of a Pit Fighter'。「奪還2.0」のアート・カマチョ監督によるストリートファイト映画です。主演は「ブラック・ダイヤモンド」に出てた(らしい)ヘクター・エチャバリアという元キックボクシング世界チャンプの人で、対戦相手でクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンも登場。共演はアーマンド・アサンテにジョン・サベージ、そしてパブリック・エネミーのフレイバー・フレイブまで!

裏社会の大物アルジェントが一儲けを企み、名うての仕切り屋ラッキーと組んで、LAの腕自慢を集めてのストリートファイト大会を開催する。出所を機にストリートファイトの世界から足を洗ったエディだったが、愛する弟が試合中に殺されたと知り、復讐の為に再び戦いの世界に身を投じる…。

うーん、全体的に暗い作品でした。物理的に照明の光量が足りてないというのもあるんですが、タイトルに"confessions"とある様に、主人公がやたらと自分の事を悔いて教会で懺悔するんですよ。お陰で爽快感に欠ける事、甚だしい。

一応、フレイバー・フレイブがコメディリリーフって事なんでしょうが、往時の勢いを知ってる身にしてみれば、どれだけベシャリをかましても明らかにキレが無いからせつなくなるだけ。

ジャケ写はストリート系っぽいモノですが、出演者の年齢層が高めで、そういった様子も薄い。ヌードになるお姉さんもかなり微妙。

アクション映画として見ても、格闘戦の見せ方が上手くないと思います。そんな感じでかなり微妙な作品でした。