ブラック・フライデー

5/2リリース プライムウェーブ

原題も'Black Friday'。娘を誘拐されたシングルマザーの奮闘を描くクライムサスペンスです。製作はRHIエンタテインメント、監督はシュワ知事主演作「SF超人ヘラクレス」のアーサー・アラン・シーデルマン。ジャド・ネルソンも出演してます。

急死した前任者に代わって、大銀行のセキュリティ責任者に昇格したレイチェル。ところが彼女の出張中に、一人娘のハナがベビーシッターと共に誘拐されてしまう。犯人の要求はレイチェルが勤める銀行の貸金庫の中身を持ち出す事。前任者も彼らに脅された挙句、死んでしまったのだった…。

いきなりぶっちゃけちゃうと、これも低予算の凡作でした。序盤やたらと強固なセキュリティシステムというのを謳ってたから、これを突破するのが大変なのかと思ったら、あっさり解決。これも序盤でバレちゃう犯人=汚職警官というのも、彼らが殺した退職刑事の死体をヒロインが発見して犯人に間違われて…というのも、まるで膨らまない。いやいや、ここまで平板な流れなら、きっとラストにもう一発どんでん返しが…と期待するも、これまた至って普通に終了…。

ジャケ写にある様なお色気要素も皆無だし、アクション要素もほとんど無し。これぞ正真正銘の凡作って感じ。唯一スリリングだったのは、犯人からハンバーガーを渡されて‘ママにジャンクフードは食べるなって言われてるのよ!!’と幼女が勇敢にも拒否するシーンくらいでした。

結局、タイトルの“ブラック・フライデー”って何だったんだ?!

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