テキサス・スローター

3/7リリース クリエイティブアクザ
　原題は'The Slaughterhouse Massacre'。テキサスのバカ大学生たちを伝説の殺人鬼が襲うという、典型的スラッシャーホラーです。しかし監督が駄作「ブリザード・エッジ」のポール・ガニュだと判って、一気にモチベーションダウン…。予告編はこちら。
1993年、テキサス。食肉加工場でセックスをする事にした悪趣味バカップルが何者かに惨殺される! 加工場に唯一残っていた作業員が容疑者にされたのだが、証拠不十分で釈放に。しかし被害者の友人たちが彼を加工場でリンチし、殺してしまったのだった…。そして現在。今では廃墟になった加工場でのその事件は地元の若者たちの間で都市伝説になっていた。学期末のパーティの帰り、夜な夜な作業員の霊が現れるというその加工場へ肝だめしに向かった2組の男女を待っていたのは…?!
この後は、女の子をビビらせる為に男どもがドッキリを仕掛けていたら、仕掛け人(今のフサフサ闘莉王にクリソツなラリパッパ野郎)の代わりに本物の殺人鬼が出てきてギャーッ! となる定番の流れ。もうバレバレの展開なんだから、さっさと殺人鬼との追っかけっこを始めれば良いものを、バカ者たちのバカ騒ぎをダラダラと描写するから緊張感もへったくれも無い。
そしていざ殺人鬼が出てくると、彼の恐怖のオーラを、真っ赤なセロハンを貼ったライトをバックに照らす事で表現(w。何たるチープさと呆れていたら、たまに照らすのを忘れる始末。最初はてっきり偽者のサインかと思ったら、どうやら単純なミス(ww。「ブリザード・エッジ」もそうだったけど、とにかく特撮や編集関係は高校映研レベルの酷さでした。
こんな感じで予想通りの駄作だった訳ですが、唯一の見どころはダラダラとした前半戦に登場するポルノまがいの豊胸女優さんたちのヌード&絡み。メインの女優さんたちも中の下レベルはあるし、いっそのことポルノホラーの線で作れば良かったのに。まぁそれならそれで全くエロくない駄作を作ってしまうんだろうけど。