呪縛 THE JUBAKU

3/7リリース トランスフォーマー

原題は'Haunted Forest'。森の奥深くにアメリカ先住民の怨霊がいた! という話のオカルトホラーです。

森の奥で変死したカメラマンが残した、まるで生きた人間の様な姿をした奇怪な古木の写真。それと同じ絵を祖父が残した手記から見つけたショーン一行は、その木の下にあるという墓を目指して探索を始める。一方、親友キヨミと森へハイキングに来たジェニファーだったが、一瞬目を離した間にキヨミの姿が消えてしまう。同じ頃、ショーンの仲間の一人も森に消えて…。

とまぁ、こんな出だしなんですが、基本的にそんなのどうでもいい! コイツら「リング」や「呪怨」を見て“俺たちもこんなの作りてぇ!!”って言い合って撮ったのが丸判りな凡作でした。

一応怨霊役に日系人女性を起用する等、意外に本気で作りたかったのかな? という気はします。しかし残酷な事に全く才能が無い! と言うか、ホラー演出のなんたるかが判ってない!! ただ単に唐突に幽霊を出せば良い程度にしか考えてない!!! だからちっとも怖くない!!!!

実は序盤の仲間を消した犯人が悪霊探しに取り付かれた基地外オジサンだった! というフックもあったりするんだけど、はっきり言ってストーリーの邪魔にしかなってない。低予算だから…という言い訳も、最初はビデオ撮りのVシネマだった「呪怨」の事を考えたら通じないからなぁ。

同じJホラーフォロワーなら、メキシコ製の「31km」の方が百万倍マシと断言。でもジャケはこっちの方がストレートで良いんだよなぁ…。

呪縛 -THE JUBAKU- [DVD]