特命刑事#10@日テレプラス

遂に最終回。銀行強盗三人組(石橋蓮司!!)が某科学研究所に立て籠もり、何時にない早さでマッドポリスに出動命令が下る。少々訝しがりながらも強行突入するが、銃撃戦を繰り広げたシンジが大量の薬品を浴びてしまう。事件は一応の解決を見るが、シンジが全く未知のウイルスに感染していた事が判明。研究所に置かれた薬品の正体は? 捜査を開始したマッドポリスだったが、研究所の職員は消え、シンジまで何処かへと搬送されてしまい…。

何と研究所の所長は731部隊の生き残り! そしてその影にいたのは自衛隊BC兵器研究を取り仕切る闇のフィクサー! 解散命令まで散らつかされながらも、マッドポリスは敵のアジトがある富士の裾野へ進軍! たった二台のジープで無数の元自衛官武装軍団(リーダー/役所広司!!)と対峙! 一体どうするのかと思ったら、流石マッドポリス何ともないぜ! 狂った野獣の勢いで正面突破! 後半丸々撃ち捲り、爆発し捲りの大乱戦を生き残って勝利!

「大激闘マッドポリス'80」「特命刑事」通しての感想。1980年代に突入し、社会のムードは一気にハードからソフト、ワイルドからスマートへと流れて行っていた。本作の仮想敵だった「西部警察」も当時は「大都会」に比べてヌルくなったなぁと思ってたくらい。要するにこのシリーズは完全に時代に乗り遅れていた訳。何でもアリの今になって見れば、当時のムードに乗っかった作品が単に古臭くダサいモノに見えるのに対して、やりたい放題の無茶苦茶さが楽しくて、時代を超えて見られる作品になってるんですけどね。まぁどっちにせよ、現在のヌル過ぎるTV業界じゃ絶対に作れない作品だろうなぁ。いやぁホント面白かったです。