タワーリング・インフェルノ'08 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

2/22レンタルリリースアートポート

原題は'Das Inferno Flammen über Berlin'。ドイツ製の火災パニックTVムービーです。主演は「パイレーツ・オブ・バルト」のステファン・ルカという人。

ベルリン中心部にそびえ立つ高さ368mのベルリンタワー。その203mの地点にある球形展望台レストランから火災が発生! ベルリン消防局チーフのホルスト以下、次々に消防隊員が駆けつけるが、その後ろに意外な人物が。それは、かつてホルストの息子だった相棒を現場で死なせ、仲間を見捨てた汚名を着せられて消防士をクビになったトムだった。思わず防火服を着込み、他の消防士と共にタワー内部に乗り込むトム。するとその時、スタッフが止めるのも聞かず定員を遥かに超えた人数が乗り込んだエレベーターが落下。その弾みで消防士たちが駆け上りつつあった非常階段まで崩壊してしまう。そしてまだ十数名が残る展望台にたどり着いたのは傷ついた消防士ヘニングとトムの二人だけだった…。

水も電気も止まり、退路も立たれた超高層展望台。火は燃え広がり続け、展望台ごとタワーは崩壊寸前! 一体どうする? って流れです。

普通こういう作品って、舞台と登場人物を説明する件が前半にあって、パニック部分は後半一気に描くというのがパターンですが、この作品は開始10分でいきなり火災発生! その後はもう、一時間半ずっと危機また危機の連続!! これは結構面白かった。

で、過去のある主人公が命知らずな活躍を見せて信頼も取り戻し…という定番の流れなんですが、その過去の傷が深過ぎたのか、終盤になるまでずーっと引き摺ってく。お陰でラスト近くまで人間関係がギスギスしていて、見ていて気分の良いモノじゃなかったのが残念でした。ここを上手く処理出来ていたら傑作! と言っても良かったんですが。