キャプティビティ

 「キリング・フィールド」のローランド・ジョフィが「悪魔の赤ちゃん」のラリー・コーエンの脚本で映画を撮るなんて、1980年代にタイムスリップして当時の映画ファンに教えても誰も信じてくれないだろうなぁ。
そんな不思議な顔合わせで出来たのは、エリシャ・カスバート扮するスーパーモデル(えっ!?)が拉致監禁&拷問されるという、実にライオンズゲート社製作らしいシチュエーションスリラーでした。
そして出来の方も、腐ってもかつての名匠ジョフィって所も感じられず、エリシャのエロいシーンもほぼ皆無という、まったくの凡作でした。犯人の正体も意外性ゼロだし、ラストも何だあれ?