BIOHAZARD デス・プラント

BIOHAZARD デス・プラント [DVD]
2/2リリース ネクシード

原題は'Warriors of Terra'。零細メーカー(失礼)トランスフォーマーの独壇場だった偽「バイオハザード」に、アルバトロス系列のネクシードが参戦! もう皆さんご承知かと思いますが、今回も当然ゾンビホラーじゃありません。主演はエドワード・ファーロング

正体不明の民間研究所に動物保護活動家気取りのバカ者集団が侵入。だが入って早々に武装した警備員たちに追い詰められ、苦し紛れに研究所の全てのロックを解除してしまう。エレベーターに乗り、地下施設に逃げ込んだ彼らだったが、そこにいたのは過去のDNA操作の実験によって生まれ、冷凍タンクに眠らされていた美しきバイオモンスターだった!

モンスターは大きな目が印象的な美少女型。そんな彼女から触手やら何やらが飛び出して…という姿を想像していたら、あれれれ? DNA操作によって生まれたとはいえ、基は人間の筈なのに何故か瞬間移動! ボサボサの黒髪を垂らしてボーっと立つ姿も含めて、まるで貞子の様な悪霊みたい。

そして人間を襲う時も、手が触れただけで相手の皮膚がひび割れて黒い液体を垂れ流すというモノなんだけど、インパクトは薄いし何が起こってるのかもさっぱり判らない(説明も無い)。

そもそも冷凍タンクで眠ってたくせに裸じゃないのが失格! ここはヌードを見せて男性ファンを喜ばすのがB級映画のお約束じゃないのか!?

彼女以外の女優さんたちも全くの無名揃いにしてはそこそこのレベルが揃ってるし、ファーロング以外の男優も意外に悪くない。舞台となる地下施設も雰囲気が結構あったりするんですが、モンスターの描写同様に、素材の良さをこの手の映画のツボが判ってない脚本と演出の酷さで台無しにしてる感じ。

要するに凡作、駄作です。役者の人たちはこれにめげずに頑張って欲しいなぁ。

BIOHAZARD デス・プラント [DVD]

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