伊賀の乱 拘束

伊賀の乱 拘束 [DVD]

Vシネマシリーズ「隠忍術」の千葉誠治と松田賢二のコンビによる忍者アクション、かと思ったら…。

天正九年。激烈を極める伊賀と甲賀の戦いで、裏切り者を探す三人の伊賀者(斬鬼さん、柏原収史、永倉大輔)は洞窟で裏切り者とされていた忍の死体と拘束された甲賀のくノ一(いとうあいこ)を発見して…。

以降は洞窟の中を舞台に、ここで何が起こったのか、本当の裏切り者は誰なのかを、会話と回想だけで描く舞台劇風のディスカッションドラマ、良く言えば忍者版ソリッドシチュエーションスリラーなのでした。

しかしこれが…。基本的に彼らが置かれている状況が言葉で説明されるだけなので、余り緊迫感が伝わって来ない。それに回想シーンも洞窟の近くでロケしているから代わり映えがせず、結局ずーっと同じ様な映像が続いてる様に見えるから途中で飽きてしまう。

そもそも忍者モノである必要性すら感じられないんですよねぇ。強いて挙げれば、忍者だからどんなトリックを使ってもOKって事になってるのかな。

松田賢二の見せ場は申し訳程度にあるアクションシーンくらい? 吊るされて拷問を受けるシーンはアッー！な人は嬉しいかも知れないけど(w。いとうあいこファン的には、後ろ手に縛られ猿ぐつわをされての喘ぎ声が妙にエロい所くらいでしょうか。