レストレス 中天


※予告編

チョン・ウソンとキム・テヒという、韓国映画界きっての美男美女が揃ってるから見た目はかなり良い。しかし肝心のストーリーが訳判らん!

そもそも舞台となる死者の魂が四十九日間留まり、転生の時を待つという中天で何故権力争いが起こるのかが理解不能。だって、あんたら四十九日過ぎたらここからいなくなっちゃうじゃん! ていう。主人公が何故生きたままそこに行けたのかもちゃんと描いてないし、最後も結局どうなったのかはっきりしない。そんな感じなので終始イライラさせられっ放し。

主人公の設定が悪霊を倒す封魔師にしたのも謎だなぁ。この悪霊がゾンビっぽくて、実は一番見ていて楽しかったりしたんですけどね、個人的には。ここを膨らまして一本撮った方が良かった気が。まぁそれだと女性客が見てくれないだろうけど。

アクションシーンはそこそこ。でも昨年末韓国で公開された時は『真・三国無双4』のパクリじゃないかと問題になったそうで、自分は“無双”系は全くプレイした事が無いのではっきりとした事は言えませんが、要するに斬新なアイディアには乏しいのは実感。と言うか、この監督は根本的にアクションのカッコイイ見せ方が判ってない感じですな。

パクリうんぬんなら、全体的に『BLEACH』の影響が相当強いんじゃないのかな。バトる人がいちいち“卍解!”みたいな必殺技使うし、舞台も尸魂界っぽいし。それなら主人公がああいう設定なのも納得出来るしね。