フロストバイト

 “ロッタちゃん はじめてのきゅうけつきたいじ”!!
ロッタちゃんシリーズで一世を風靡したグレーテ・ハヴネショルドちゃんが十三年ぶりに帰ってきた! それも何故かスウェーデン映画初の吸血鬼ホラーで。
しかし皆さんが期待される様な北欧セクシー美女には成長してませんでした…。まぁブサイクって程ではないにせよ、転校生属性が付いて辛うじて主役に納得出来るレベル。一応、生パン>ハミケツのサービスショットはあるけど。
で、肝心の吸血鬼映画としてですが、これは正直うーん。全く太陽が昇らない北極圏独特の極夜なら吸血鬼ウハウハだな! と考えて撮られたんでしょうが、この美味しい設定すら上手く使いこなせていない。
と言うか、この映画のスタッフって吸血行為がセックスの暗喩という常識すら判ってないんじゃないかな。だってそういうエロい演出が皆無で、ほとんどゾンビ的人肉喰いみたいな描き方なんだもの。だったらゾンビ映画を撮ればいいじゃないかっていう。
ラストも締まらないし、どうしても“ロッタちゃんのその後”が見たい方以外はスルーするのが得策だと思います。