狼の街
12/21レンタルリリース アットエンタテインメント
原題は'10th & Wolf'。「クラッシュ」でポール・ハギスと共にアカデミー脚本賞を受賞したボビー・モレスコの監督・脚本によるクライムアクションです。主演は「X-MEN」シリーズでサイクロップス役のジェームズ・マースデンですが、共演が凄い! ジョヴァンニ・リビシにブラッド・レンフロ(!)、ダッシュ・ミホク、パイパー・ペラーボ。更に脇役でデニス・ホッパー! ブライアン・デネヒー! ヴァル・キルマー! レオ・ロッシ! そしてレスリー・アン・ウォーレン!!
湾岸戦争中に犯した罪で獄中に繋がれた元海兵隊のトミーの下にFBI捜査官が訪れる。トミーが兄弟同然に育ち、今では暗黒街の顔役に登りつめたいとこのジョーイの下に潜入し、組織の暗部を探れという依頼だった。罪の帳消しを条件に、渋々捜査に協力するトミーだったが、弟のヴィンセントまでがジョーイの下で働いているのを知り、愕然となる。何とか弟だけは逮捕を逃れさせようとするのだが…。
元ネタは「フェイク」の原案にもなったFBIの潜入捜査官の実話だそう。
で、これだけの面子が揃ってるから雰囲気は抜群。ラストはお約束の殴り込みなんかあったりして、犯罪映画としては一応見られる出来です。
でも、だからこそもうワンランク面白くなったんじゃないかなぁって気もして。主人公の揺れる心境とか、各登場人物の心理の動きが余り上手く描けてないんだよなぁ。だから全体に平板な印象が残るんですよねぇ。
やはり本当の才能があったのはポール・ハギスの方がだったのがはっきりしてしまいました。まぁこれも、未公開映画としては十分見られる出来なんですけどね。
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