1942 怨霊
1/11レンタルリリース インターフィルム
原題も'1942'。「メイド 冥土」のケルヴィン・トン監督が、シンガポールと日本の合作で撮った戦争オカルトホラーです。
第二次大戦下のマレーシア。日本陸軍のスリム河渡河作戦の最中、第六連隊は敵襲を受け、兵隊たちは散り散りバラバラでジャングルに逃げ込んでいた。作戦の模様を撮影していた藤井軍曹を含む五人の生き残りたちは、怪我人を抱えながら本隊との合流を図る。だが彼らの前には、追いかけても消えてゆく怪しい影と奇妙な女の歌声が広がって…。
日本兵が主人公という事で、メインの俳優は全員日本人。セリフも当然日本語オンリー。これは見やすいし、お客さんにも勧めやすいと思ったら…ここが本作の最大のガンでした…。
何しろ演じる日本人俳優たちがVシネマでも見た事も聞いた事も無い無名揃い。そして、それが納得出来る程に演技が下手過ぎ! 普通こういう作品ならジャングルの熱気と湿気、そして亡霊にやられて次第に狂っていく…となる筈ですが、最初から最後まで全く同じテンションで喚き散らすだけなんだもの。更に、撮影スタッフに日本人がいないからか、日本兵のくせに敵性語をペラペラ使うから萎えるんですよねぇ。
現地マレーシアでロケしている分、映像には力があるし、ラストはちょっと捻ってある。だからこそ余計に役者のレベルとのギャップが気になって…。誰か一人ベテラン俳優を宛がってれば、まるで出来が違ってたであろうと思えるだけに残念です。
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