平成清水一家

平成清水一家 [DVD]

あの清水の次郎長と子分たちの物語をモチーフにした極道アクションシリーズが開幕! 次郎長親分には白竜、森の石松は小沢仁志。関東綱五郎役で寺島進も参戦!

義理人情に厚く、その面倒見の良さから一癖ある荒くれ者たちを次々に子分に従える事から、現代の“清水の次郎長”と呼ばれる極道・長田次郎。ある時、多勢に無勢でケンカをしていた一人のチンピラに助け舟を出した次郎長親分。だが相手のドスから親分を庇い、そのチンピラは右目を失明してしまう。そのチンピラの名は石森松雄。隻眼になった事で“森の石松”を気取る松雄は、訳あって次郎長と敵対するドモ安の世話になっていた。激化する次郎長とドモ安の抗争の中で、石松に次郎長への刺客の命が下って…。

前述以外のキャストは、次郎長の妻・お蝶／吉野公佳、大政／四方堂亘、小政／國本鍾建、法印大五郎／やべきょうすけ、吉良の仁吉／本宮泰風、大野の鶴吉／江原修、ドモ安／水上竜士、黒駒の親分／堀田真三、大前田英五郎／ジェリー藤尾といった具合。あ、案の定ですが寺島進の出番は少なめでした。次郎長とは関係無いけど、クラブのホステス役でかでなれおんも出演してます。

出来の方ですが、最近のヤクザVシネマには珍しく陽性のムードで見ていて非常に楽しかったです。これは小沢兄貴演じる石松と水上竜士のドモ安による所が大かと。石松の見せ場である‘食いねえ食いねえ’は何故か屋台のラーメン屋で再現。これは普通に寿司屋で良かったと思うけど。ちなみにラーメン屋は森羅万像。

そんな好印象の作品だったし、これだけの面子が揃っているので「次郎長三国志」みたくロングシリーズにして貰っても全然OKなんですが、何故か十二月に出る完結編で打ち止め。石松を主役にしたスピンオフとか幾らでも作れそうなんだけどなぁ。

平成清水一家 完結編 [DVD]