トルネード・インセクト


12/7リリース プライムウェーブ

原題は'Locusts: The 8th Plague'。遺伝子操作で生み出された人喰いイナゴが大暴れするパニック篇です。

アイダホ州に建造されたバイオテクノロジー会社サイロジェンの研究所で、害虫駆除を目的に遺伝子操作されて生み出された巨大イナゴの実験が開始される。実験は無事成功するが、設備のトラブルでイナゴ全てが研究所から逃げ出してしまった! その頃、イナゴ計画に反対した事からサイロジェン社を辞め、今は有機農薬の研究をしていた昆虫学者のコルトは、馴染みの農場で恐るべき物を発見する。それは農場主と家畜の牛の無残に食い荒らされた姿だった。イナゴが原因だと直感したコルトはサイロジェン社に向うが、イナゴは二日で死滅すると言い訳され、追い返されてしまう。だが、イナゴは環境に適応し始め、繁殖活動を始めていて…。

むむむ。これは以前感想を書いた「D.D.T.」に余りにもクリソツ!? ただ製作年は同じ2005年なのでパクリとかそういうんじゃないと思います。「リーピング」で語られてる様に、イナゴの襲来は欧米人に取っては大きな恐怖の対象ですし。

しかも、キャストがそこそこ充実してるからか、「D.D.T.」よりも全然マシな出来でした。主演のダン・コルテスって人は余り記憶に無いけど、その恋人にして農務省の役人役に「ランボー4」のヒロインに抜擢された「デクスター 警察官は殺人鬼」のジュリー・ベンツ。その父親にしてサイロジェン社の責任者役でジェフ・フェイヒー、社長役でデビッド・キースも出演してます。

獲物の人間を発見したイナゴの大群が、勢い余って人体を貫通するシーンはインパクト大。まぁ何回も繰り返すから途中で飽きちゃいますが。標的は女子供関係無し! 食い散らかされた後も結構なグロさで、パニックものというよりもホラーものとして楽しめる作品かも知れません。

トルネード・インセクト [DVD]

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