女帝 エンペラー

まず、この邦題は酷過ぎる! “女帝”で“エンペラー”は無いでしょうよ。ホント消費者を馬鹿にしてんのかなぁ?

で、本編の方はと言うと、これも酷い出来で…。欧米市場にウケる事ばかり考えて、映画自体を面白くする事に気が回ってない感じ。確かに「グリーン・デスティニー」辺りのワイヤーワークを使った武闘シーンはバレエを連想させる華麗さがあったし、それが欧米人にも評価されたと思いますが、それを本作ではまんまバレエみたく演出してる。お陰でせっかくの超バトルも、ちっとも燃えられない眠いシーンに。

美術の絢爛豪華さや、中国を代表するカワイコちゃん二人、チャン・ツィイージョウ・シュンの魅力(それぞれエロいシーンあり)を持ってしても、この退屈さを覆す事は出来なかった。監督のフォン・シャオガンには期待してるんですがねぇ。

※フォン・シャオガン監督作「イノセントワールド」の感想はこちら

で、やはり“女帝”と言えば‘のしあがっちゃるけん!’のモンだな!!

女帝DVD BOX

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個人的には小沢真珠版の劇場版の方が好きだけど。川嶋朋子(「ジャンパーソン」!)のヌードも拝めるし。でもDVDになってないんだよねぇ。