ディノクロコダイル


11/2レンタルリリース ファインフィルムズ

原題は'Supercroc'。古代の超巨大ワニが現代に甦り、大暴れするモンスターパニック映画です。製作はThe Asylum!!

ロサンゼルス郊外へ未確認生物の捜索に向った兵士たちの前に二十メートルを超える巨大ワニが出現! 数日前に発生した地震によって目覚めたのか!? 次々に襲われ、食われていく兵士たち。辛うじて生き残った女兵士ペレスは森の中に産み付けられた無数の卵を発見して…。

こんな感じの出だしで始まりますが、ストーリーや細かい設定はあって無きが如し。一応それらしい事もくっちゃべるけど、丸っきり中身がありません。だってThe Asylumだもん。要はでっかいワニがノッシノッシとロサンゼルスに向けて練り歩く! そんだけ!!

で、このワニさん。別に悪くないんだよなぁ。ロサンゼルスに向うのも、悪の女科学者が軍事利用の為に運び出した卵を追う為だし、その道行きでもわざわざ障害物を避けてくれてるし(これは予算の都合でしょうが)。

それに比べて人間どものダメダメさったら…。前述の女科学者は勿論、ちっとも役に立たない州知事や軍関係者も酷いですが、何よりヒロインの女兵士が最悪で…。だって婚約者だった同僚が食われて以降は泣き喚くかヒステリーを起こすか。迎えが来るのに、‘仇を討つ!’とか言って勝手にどこかに行こうとするし。あんたさっき銃は効かないって言ったやん(お約束でワニに詳しい設定)。どうするのかと思ったら‘ワニには弱点があるのよ、言ってなかったっけ?!’だって…。言ってないよ! 知ってるなら対策本部に行った時に言えよ!

そんな感じでドラマ部分が最悪な駄作でした。あ、勿論ワニのCGも最低レベルです。

Supercroc [DVD] [Import]

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ナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されたドキュメンタリー版(輸入盤)