キング・オブ・バイオレンス
- 出版社/メーカー: クリエイティブアクザ
- 発売日: 2007/10/03
- メディア: DVD
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なんでも屋の青年ショーンは、ある日現場で知り合った男から街の裏の顔役レイを紹介される。レイから依頼された仕事は市役所の会計士の行動を調査する事。何とか仕事をやり遂げたショーンだったが、レイの要求はエスカレートし、何と会計士の殺しを依頼してきた! 金に目が眩んで依頼を実行してしまうショーンだったが、レイは報酬を払わず、逆にショーンを拉致監禁し、凄惨な拷問まで加え始めて…。
序盤は巻き込まれ型のクライムドラマ、中盤は今時のシチュエーションスリラー、終盤は主人公の反撃を描くバイオレンスアクション。更に未亡人とのエロティックな要素まで入って面白くなりそう…なんですが、やはりThe Asylum作品らしく安い作りが災いして微妙な出来に。まぁ監督の腕のお陰で何時もよりは随分と映画になってますけどね。
そもそもこれってスチュアート・ゴードンの作風に合ってない様な。ゴードンらしいのは、拷問を受け続けて頭がおかしくなった主人公が見る幻覚のシーンくらいかな。と言うか、一瞬如何にもゴードンっぽいうじ虫のオバケみたいなのが出て来たから、ここから暗黒世界の扉を開いてドロドロのダークホラーが展開するのかと期待しただけに余計に残念でした。絶対そっちの方が面白くなったと思うんですが。
キャスト的なポイントは、顔役レイ役にダニエル・ボールドウィン。そして会計士の妻役のカリ・ウーラーはヌードも披露。
ゴードンに関しては、ウィリアム・H・メイシー主演のサスペンス'Edmond'、そしてミーナ・スヴァーリ主演の最新作'Stuck'を一応期待して待ちたいと思います。
※'Edmond'の予告編
※'Stuck'の予告編