プロジェクトBB

未公開作品がまだ相当貯まってるんだけど、今日届いたこちらを優先してしまいました。だって収録されてるのが日本語吹替版で、そのキャスティングがジャッキー/石丸博也は当然としても、マイケル・ホイ/広川太一郎、ユン・ピョウ/古谷徹の最強布陣なんだもの(ちなみにルイス・クーは小山力也)。

で、正直な所は、すっかり渋くなったマイケル・ホイとユン・ピョウにあの声が合うのか心配だったんですが、一応無難な出来。勿論、往時の勢いは無いんですが。それでも広川節は健在で、‘ギャンブル大将は卒業しろと言ったろ! 夜中に引き取りに行くのはもうご免、ろくめん、しち面倒くさい’みたいな感じ。やたらとそれぞれの過去の出演作のタイトルを連呼していくので、お好きな方は数えてみるのも一興かと。そんなベテラン勢にノせられたのか、小山力也も序盤からかなり飛ばしてくれるし。

映画の方は、アクションは全体に控えめ。中盤まではジャッキーとルイス・クーが子育てに悪戦苦闘するコメディ要素が強くて、予想通りのジャッキー版「スリーメン&ベイビー」なノリ。しかし終盤は、赤ちゃんの生還から小悪党たちの贖罪をしんみりムードで描いていて、「三人の名付親」的な風情でした。

そしてジャッキーの相手役カオ・ユェンユェン 高圓圓(「スパイシー・ラブスープ」)のキュートさも特筆モノ。ほとんど日本で紹介されてない女優さんだと思うんで、この機会にどんどん入ってくれると嬉しいです。