パイレーツ・オブ・バルト - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

7/21レンタルリリースニューセレクト

8/3リリースニューセレクト

原題は'Störtebeker'。十四世紀の実在の海賊の物語を西・独合作で映像化したTVムービーです。

十四世紀のヨーロッパ北部。地方の豪農だった父から、動乱の時代から逃れる為に修道院へ送られる事になった少年クラウス。だが彼が村を出た途端、見知らぬ集団が村を襲い、両親や農民たちはクラウスの目の前で殺されてしまう。

それから十数年後、立派な青年に成長したクラウスは、兄のいるハンブルクの街にやって来る。そこで、幼い日に将来を誓ったエリザベート *1と再会するが、彼女は街の大物の息子と既に婚約中であった。傷心のクラウスだったが、兄と協力して両親の仇探しに没頭する。そしてようやく探し出した仇とは…!?

仇の正体はありがちにヒロインの婚約者一家。この後は、船乗りになった主人公が訳あって海賊になるまでで前編終了。後編は恋人を取り戻したり、仇討ちを果たしたりと極々当たり前の展開です。

そんな捻りの全く無い話の割りに、良く言えばゆったりと、正直に言えばかなりチンタラとしたテンポで描いていくので、イマイチ盛り上がりに欠ける感じでした。派手なアクションシーンも余り無いし。

*1:ミステリチャンネルで放映された「ゾディアック」シリーズの主人公だったクレール・ケーム。本作ではヌードも披露します。