ミッション・イン・ザ・ダーク

原題は'Connors' War'。ノーティ・バイ・ネイチャーのトレッチが主演したアクションものです。共演は「奪還 アルカトラズ」のニア・ピープルズ。監督は「ミリィ 少年は空を飛んだ」のニック・キャッスル

大統領直属の特殊チームに所属していたコナーズは大統領夫人監禁事件を解決したものの、上司グリーンの判断ミスから失明してしまう。それから三年。隠遁生活を過ごしていた彼の下を、かつて師と仰いでいたブルックスが訪れる。グリーンによって失職してしまった彼は、自分たちの実力を見せつけようとある計画を持ちかけてくる。そしてその為にコナーズに研究中の新薬を使って視力を回復させるというのだ。直接目に新薬を投与したコナーズは次第に視力を回復するが、何と暗闇でも遠くのものでも見えるスーパーアイにまで変貌してしまった! 副作用に苦しみながらも、ブルックスの計画通りに監視衛星用の部品を軍施設から盗み出したコナーズ。だが彼が盗み出したものは湾岸戦争でも使われた神経ガスだった! 大統領とグリーンに逆恨みしたブルックスが、彼の私怨の為にコナーズを利用したのだった! それを知ったコナーズだったが、彼の下にも刺客が差し向けられて…。

ヒップホップ系のアーティスト主演作にありがちなストリート系じゃなくて、セガールやヴァン・ダムがやりそうな戦闘アクションでした。しかし、それにしてはトレッチにアクションヒーロー然とした迫力が欠けていて、作品全体も凡作止まりの出来に。

せっかくの特殊能力も余り効果的に描写出来てないのも敗因でしょう。逆にウィークポイントになっててアチャチャチャチャ…。どうせ嘘も方便なんだから、ありえないくらいのスーパーアイにしちゃえば良かったのに。