愛しのアクアマリン


8/3レンタルリリース*1 20世紀フォックス

原題は'Aquamarine'。20世紀フォックスのドル箱シリーズ、“プリティ・ピンク・コメディ・シリーズ”第六弾。今度は人魚姫がヒロイン!?

海辺の町に住むクレアとヘイリーは、今日も憧れの海水浴場の監視員レイを見てはワーキャー騒ぐ日々。しかしヘイリーは三日後には海洋学者の母と共に引っ越す事になっていた。そんな二人の前に、嵐と共に本物の人魚が現れた! 彼女の名前はアクアマリン。婚約者を勝手に決めた父親に反発し、本当の愛を見つける事を条件に人間界にやって来たのだ。そして彼女が以前ひと目惚れしていたのもレイ! これには複雑な心境になるクレアとヘイリーだったが、人魚には助けてくれた者の願いを叶えられるという力がある事を知って…。

予告編を見た時から‘これはハリウッド版「ぴちぴちピッチ」か?!’という予感があったんですが、見たら本当に小学生女子向けの少女コミック的なドキドキワクワクの可愛らしいコミカルファンタジーでした。当然意地悪なライバルキャラがいて、アクアマリンの正体がバレそうになったりというお約束な展開もアリ。

しかし、そういうベタベタなお話ながら丁寧に作ってあるので、ちゃんと最後まで見られる出来にはなってます。そしてストーリーの主軸がアクアマリンの恋愛話の方ではなく、あくまでも彼女を応援する夢見る女の子二人の側にあるのが良い。

アクアマリン役のサラ・パクストンも現代的なマーメイドがピッタリな可愛さですが、本作の最注目キャストは何と言ってもクレア役のエマ・ロバーツ! 眼鏡っ子! 貧乳! とても今のアメリカのティーンエイジャーとは思えぬお利巧そうな萌えキャラっぷり。実は彼女、あのエリック・ロバーツの娘! と言う事は、当然ジュリア・ロバーツの姪っ子! 今夏全米公開予定の『少女探偵ナンシー・ドルー』劇場版のヒロインに抜擢されるのも納得のサラブレッド! でも今の画像を見るとだいぶお姉さんになってるなぁ。彼女の可愛さのピークは本作なのかも知れません。ちなみにヘイリー役は「RV」にも出演していたJoJoことジョアンナ・レヴェスクです。

これまでの“プリティ・ピンク”モノと比べてかなり対象年齢が低めになってて拍子抜けを食らう人もいるかも知れませんが、夏休みに小学生の女の子たちが集まって見るには本当にピッタリの作品ではあります。こっちもそういう売り方をしないといかんなぁ。

やっと通常セル版DVDがリリース。

*1:セル版は何故かHMV限定先行で同日リリース。